2015年8月20日
株式会社豆乃木(本社/静岡県浜松市)は、2015年9月1日からメキシコ産レギュラーコーヒー製品の価格を改定致します。
要因として、2015年1月から3月時点でのコーヒー生豆国際相場を基準に、生産者組合と対話の上、価格決定を行いました。その際の1ポンドあたり、180セント前後の高値圏にあり、それを基準として、オーガニックプレミアム、フェアトレードプレミアムを付加いたしました。
それだけでも、2012年の買取価格より、3〜4ポンド上がっているのですが、加えて、外国為替市場の円相場での、円安がコーヒーの調達価格を大きく押し上げています。
円相場は、昨年より一気に円安が進み、輸入決定時点で1ドル=120円を超え、2012年比で約20円の円安となっています。
このような「コーヒー生豆相場高」と「円安」の二重苦という深刻な状況に直面し、今年のコーヒー生豆の調達価格(円換算)は、2012年時に比べ約1.75倍以上に上昇しています。更に、資材やエネルギー原料の高騰といったコストアップ要因も加わり、お客様へお渡しするまでの製品コストは、大幅に上昇しています。
豆乃木では、生産者に対する適性価格での買取と同時に、高品質でおいしいコーヒーを継続的に皆さまにお届けすることを目指しております。コスト増加分につきましては、未だよちよち歩きを続ける豆乃木だけで吸収できる範囲を超えた水準となり、やむなく、コーヒー生豆を含む、コーヒー製品の価格を改定させて頂くこととなりました。
メキシコでは未だ、サビ病の影響があり、2014ー2015年、取引先組合では、収穫量が例年の5分の1程度となりました。そういう意味では、このたびの新豆は大変貴重なコーヒーとなりました。
価格の改定につきましては、本当に心苦しいことではございますが、生産者と一体となって、美味しいコーヒーを日本に届けるという役目を不格好ながら、なんとか果たすことができたのではないかと、安堵の気持ちもあります。
次回、輸入の目処はまだ立っておりませんが、その際にもう一度、価格の見直しをさせていただきます。
皆さまのご理解いただき、ひとりでも多くの方に私たちのコーヒーをお届けできればと願っています。
株式会社豆乃木
代表取締役 杉山 世子
代表取締役 杉山 世子