マヤビニックショック その後
「マヤビニックの在庫が底をつきました」ではじまった1月号の豆乃木新聞。そして、2月号は、その続きとして、マヤビニックの輸出担当者から届いた衝撃的なメール「すでに現在収穫しているコーヒーは完売した。また来年のオファーを待っています」に落胆した翌日に、別のメンバーから個人的に「あなたは私たちの長年の友人でありクライアントだから、今年のマヤビニックコーヒーを手に入れることを、あなたは確信してください。私はそれが実現するよう働きかけます。」というメールを紹介して、終わりました。
今回は、その返信として、私が送ったメールを紹介します。「あなたのメールにとても感謝しています。 あなたのような友達がいて嬉しいです。 私は「豆乃木」を立ち上げ、 マヤビニックコーヒーを全国に広めるために自分なりに頑張りました。 今年、豆乃木は十周年を迎えます。 私とアルバイト3人だけの小さな会社です。
が、全国から注文をいただけるのは、あなたたちのコーヒーが愛されている証拠です。 私は、豆乃木のお客様がどれだけマヤビニック に愛着を持っているのか、あなたたちに伝えられていなかったと思います。
(中略)私には至らない点があり、取引の面であなたたちを不安にさせたかもしれません。 距離や言語の壁もあり、スムーズにコミュニケーションが取れないことを反省します。 最後に、私たちの情熱が皆さんに届くことを願っています。 Seiko
そのメールを送ってから1ヶ月が経とうとした頃に、私は再び、マヤビニック の事務局からメールを一通受け取りました。「ここチェナロー区は他地域に比べてコロナは落ち着いており、収穫の真っ盛りです。ただし、まだどの程度、組合員からコーヒーの集荷が見込めるのか、はっきりしません。5月を目処に集計をしますので、もう少し私たちの返事を待ってください。」というもの。5月というと随分遠く感じるが文調やトーンは悪くない。
欠品期間が長引いてしまうかと思いますが、なんとか次に繋げられる兆しが見えてきました。
ここから本音の話ですが、マヤビニック はほんと、難しいんです(泣)。今、同時にメキシコの別の産地と輸入に向けて最終段階ですが、やりとりの内容がまるで違います。コーヒーの精製や細かな品種についての相談とか、デカフェを増やそう、とか、前向きな話ばかり。これもまた産直コーヒーの面白さなのです。