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【 豆乃木新聞 】バックナンバー 2021年1月号

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【 豆乃木新聞 】バックナンバー

【 豆乃木新聞 】バックナンバー 2021年1月号
【 豆乃木新聞 】バックナンバー 2021年1月号

創業以来初めての「マヤビニックショック」

マヤビニックの在庫が底をつきました。通年(業務用の契約)でご利用いただいている方の分は確保しておりますが、通販でご利用いただいているお客様分については、すでに生豆・焙煎豆ともに販売終了となります(定期便を除く)。

春先まではなんとかもつのではないか、という甘い見込みはあっさりと撃ち破かれ、ニュークロップの販売開始からわずか3か月でなくなってしまいました。

それもそのはず。すでに皆さんにもお伝えしたとおり、今季は輸入できる量がとても少なかったことが要因にあります。例年の3分の1程度。

いや、それにしても、早すぎます。

前月号でもお伝えしましたが、マヤビニックって、私にとってはとても格別な豆です。今でこそ、メキシコ、ペルー、東ティモール・・・と数か国のコーヒー豆を扱っている当店ですが、もともとはメキシコ・マヤビニックコーヒー専門店でした。大学時代に、ゼミを通じて知ることになったマヤビニック生産者の存在。

でも学生時代、私にとってマヤビニックのことは「知っている」だけで、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。当時、ゼミの先生に連れて行ってもらった大学の最寄り駅近くにあったJAZZレストラン(『ディアロード』という店名。その後、閉店してしまいましたが、懐かしいです。)のこだわりの強いマスターが、マヤビニックコーヒーを絶賛していたのが印象的でした。

その後、大学のプロジェクトを通じて、メキシコの産地にはじめて足を運ぶのですが、開店まもない組合直営カフェで飲んだ、その年、穫れたばかりの新豆をフレンチプレスでいただいたときの、口にぶわっとひろがった濃密なベリー感は、今でも忘れられません。あれが、いまだに私にとっての最高の一杯です。

とにかく早くメキシコへ行かなければ。焦る気持ちが募ります。

ちょうど12月から2月にかけて、メキシコでは収穫最盛期を迎えます。この収穫を待つしかない、もどかしさ・・・。

私と同じように、マヤビニックを愛してくださる皆さんには、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。「看板商品」を失った今、このピンチをチャンスととらえ、何か新しいことにチャレンジする時間にしたいと思います。(そのひとつの目標を裏面にも記載しました。)

今後もさらに数種類コーヒーも増やします。そして4月~5月にかけて無事にマヤビニックが輸入できるよう、皆さんに見守っていただけると嬉しいです。入港後は、「ご迷惑お掛けしましたキャンペーン」を派手にぶちかましますね!