<明け暮れる>といっても、実際走り始めてしまえば、私がすることは、「支援」してくださった方に御礼のメッセージを送らせていただき、状況を見守ることだけ。
「ご支援いただき、ありがとうございます。」
とお伝えするたびに、熱いものがこみ上げました。
あんなに毎日毎日を感謝の気持ちで過ごした夏休みはありません。
無事に目標を達成し、全速力で走り終えたときに、ふと思ったのは、
「これは誰のためのクラウドファンディングだったのだろうか」
ということ。
生産者のため?
豆乃木のため?
お金や時間をかけて支援してくれた参加者が受け取る「GOOD」は?
これって本当にフェア?
でも、私の不安は、間もなく打ち消された。
2019年11月になって、「支援者」の皆さんにリターンとしてのコーヒーを出荷した際に、今度は
「おいしいコーヒーをありがとう」
「また2回目もあれば参加させて!」
と、思いがけないメッセージをいただきました。
結局、いただくばかりで、いつになっても「リターン」できない豆乃木。でも、喜んでいただけた。それがまた嬉しくって。
でも、というか、だから、
今年、豆乃木はクラウドファンディングをやりません。
クラウドファンディングは、勝手ながら、私にとって皆さんとの「共同プロジェクト」でした。
でも、今年はコロナの影響で、現地にも行けず、十分な「役割」を果たせていないと思うのです。
それに、今年、彼らから購入できたコーヒー豆の量は、昨年の5分の1程度。
ということは、皆さんに乗船していただけるほどの「母船」を持てなくなってしまったのです。
先行予約販売について
第一弾は、創業初期からご利用いただいている業者様向け。
次に昨年、クラウドファンディングにご参加いただいた皆さん。
そして、「一般先行販売」、「一般販売」という風にさせていただきたいと思います。
クラウドファンディングにご参加いただいた皆様に、コーヒー豆の入港とともに、いくつか新豆のコーヒーをご案内させていただきます。
またもしよろしかったら、「今年のメキシコのコーヒー」に、再び出あっていただきたいと思います。
写真はメキシコ・マンサニーニョ港のDOGに入っているコーヒー豆。