久しぶりに松庵文庫へ行ってきました。
忙しいときほど、「松庵文庫へ行きたいな」という衝動が沸くようで、今日も、打合せと打合せのぽっかりあいた時間に「しめしめ!」と思いながら西荻窪へ向かいました。電車で行くのは久しぶりで、一瞬、道を迷い掛けました。
住宅街に入ると、「あ、きっとあのふたりは松庵文庫へ向かっているのだろうな」という、いかにも雰囲気のよい人たちと遭遇します。
この建物は、もともとオーケストラで活躍されていたご夫婦がお住まいだったのですが、そのご夫婦がここを離れるときに、ご近所にお住まいだった現オーナーが、「この場所を残したい」という思いで、現在のカタチをつくり、もう一度息吹を与えました。お子さんがいながら、お店を切り盛りされるオーナーの心意気に、私はいつも励まされ、やさしさをもらっています。
一杯一杯丁寧にコーヒーを淹れてくださるスタッフの石川さんの接客もすばらしく、心から寛ぎました。
一冊の本をゆっくりで読んで過ごす時間。(この場所に来られて良かったな)と思いながら、同じ道をたどって西荻窪の駅まで歩くのでした。
一冊の本をゆっくりで読んで過ごす時間。(この場所に来られて良かったな)と思いながら、同じ道をたどって西荻窪の駅まで歩くのでした。
すると、やっぱりスマホの地図アプリを頼りに、松庵文庫へ向かっているであろう雰囲気のよい人たちを見掛ける・・・。
人の集まる場所は、いろいろな要因が重なって生まれるのだけれど、その一番根底にあるのは、やっぱりオーナーの思いの部分だと思います。オーナーがこの場所を残したい、この場所を活かしたい、そう思ったからこそ、今の松庵文庫の展開があって、たくさんの人が「集いたくなる」場所になったのだと。
春を感じさせる陽気な一日、心から、出会いに感謝です。
松庵文庫
松庵文庫