「なぜ、コーヒーの仕事をしているんですか?」
と聞かれることがあります。
一言で言えば、「世界とつながる仕事がしたいから」なのですが、そもそも、これまでどういうカタチで<世界>との接点があったのかを、振り返った記事が過去のブログにありましたので、転載します。
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初海外はアメリカ・カリフォルニア。高校1年生のときだった。
と聞かれることがあります。
一言で言えば、「世界とつながる仕事がしたいから」なのですが、そもそも、これまでどういうカタチで<世界>との接点があったのかを、振り返った記事が過去のブログにありましたので、転載します。
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初海外はアメリカ・カリフォルニア。高校1年生のときだった。
毎日ポエムを書くようなナイーブさを持ちながら、超体育会系の中で育つというアンバランスな高校生活。その中心は部活動。
忘れもしない高校1年生の夏。その年、インターハイに出場した先輩が中心ではあったけれど、1年生から3年生まで、チームでアメリカへ渡り、滞在中、アメリカのティーンとカリフォルニアの突き刺さるような太陽のもとで、連日、試合をした。
その合間に観光も組まれていた。
忘れもしない、印象的な出来事がある。
ナッツベリーファームという遊園地があって、そこにはなぜかいつもの団体観光バスではなく、アメリカのティーンが運転する車で向かった。運転席には、16歳の男の子。対戦した選手のボーイフレンドだという。
カーステレオから流れるマイケルジャクソン、16歳が所有し運転するクライスラー、信号の合間合間に見せつけられるキス。15歳の田舎の高校生には本当にカルチャーショックだった。
その光景は、どこか私をみじめにさせた。なんと言っても、私たちのファッションがひどかった。白いポロシャツにバレーボールの監督がはくようなシェイプ(裾が少し広がっている)の白いスラックス。1年生から3年生まで、みんな揃って同じカッコウ。
先述の遊園地、アナハイムのディズニーランド、そしてユニバーサルスタジオに至るまで、全日その白装束で、一貫して団体行動ですごしていた。
信号待ちのキスと白装束。
カールした長い金髪に対して、超短髪のカリアゲ。
尾崎豊を聴き、山田かまちの詩に刺激を受け、自由とオリジナリティ(個性)が絶対、という価値観だけで生きていた15歳の私。
彼らの笑顔や持ち物や会話(英語だから全然わからなかったけど)、すべてがカッコ良かった。そこには、自由とオリジナリティ(個性)が詰まっているような気がした。
その日から、私には、
「海外で生活をする」
というひとつの目標が生まれた。
自由とオリジナリティ(個性)を獲得して、彼らのようにキラキラ笑うんだ!そしてできればこのアメリカに戻ってきたい。
その6年後、私の夢は「一部」かない、海外での生活が始まった。それはアメリカではなく、アフリカではあったけれど。
<世界>との接点をまとめてみた① ~アメリカ編 完