【新豆輸入コラム】と題して数回に渡ってさまざまに書いてきましたが、いよいよ8月19日に新豆が入港します。入港も間近となってきましたので、10回目は出港から入港まで、そして入港後のスケジュールについてまとめてみました。
ブッキング
コーヒ―生豆の準備が整えば、あとは船会社にブッキングを行うことになります。今回は、
1.乙仲さんが手配してくれた船会社に、現地の担当者の連絡先を渡す
2.現地の担当者に、船会社の情報を渡す
「こちらへ連絡してください」
「こうい会社からコンタクトがあるからよろしくね」
という手配をしました。
船会社の選定については、乙仲さんにお任せしました。
船会社の選定からブッキングについては、無知が招いてさまざまな課題が残りましたが(特に船脚が長くなってしまった件)、来年以降に改善できることは改善したいと思います。
ここでは、買い手である弊社は、静観し、彼らのやり取りを見守ることになりますが、今回、セスマッチ組合と船会社(今回は商船三井さんにお世話になりました。)のメキシコ担当者間でのコンタクトがかみ合わず、ここで2週間ほどタイムロスがありました。
(→セスマッチ側は「電話しても担当者にたどり着かない」船会社側「メールしても返信がない」の平行線のまま。最終的には、弊社から「豆乃木のメールアドレスをCCに入れて、セスマッチ側にメールを送ってください」と船会社に依頼。その後、解決した様子でした。)
マヤビニックの方は、最初のコンタクトもうまくいき、順調にやりとりができましたが、結局、最初の出港予定日に、豆の到着が間に合わず、1週間ほど出発を見合わせるということもありました。こちらがもう少しケアしてあげられることもあるかもしれませんが、万事順調にはいかないものなのですね。
船積み後
ブッキングが完了すると、船会社から貨物を預かったあと、荷主に「船荷証券(B/L)」が発行されます。マヤビニック組合の担当Javier(ハビエル)から、B/Lのコピーがメール添付されて届きましたので、私はそのまま乙仲さんに転送しました。
Bill of Lading No : 26015073680
Vessel / Voyage No: SAFNOMAZWE / 1706W
Place of Receipt..: MANZANILLO
Load Port.........: MANZANILLO
Discharge Port....: NAGOYA
Place of Delivery.: NAGOYA
Shipper...........: UNION DE PRODUCTORES MAYA VINIC, S.C. DE R.L. DE
Consignee.........: MAMENOKI INC.
Commodity Desc....: FOODSTUFFS, NOS
Forwarder's Ref...:
Prepaid Currencies Ex. Rates:
100 COFFEE BAGS GREEN BEANS GOLD 69KG
LOT:016-2425-006
CONTRACT: No.MV-MM2017-01
FLO FAIRTRADE CERTIFICATE
FLO ID SELLER:2327
B/Lには、上記のような内容が含まれています。
こちらのB/Lには、貨物引渡証の機能があるため、名古屋にコーヒー豆が着いたときにB/Lを船会社に返却して貨物を引き取ることになりますが、こちらの手続きについても、乙仲さんでまかなってくれています。
到着の1~2日前に、船会社さんよりAN(到着案内/Arrival Notice)が届きます。こちらが届き次第、船賃を船会社に支払うことになります。その後、輸入通関、検疫、輸入申告などを経て、手配している定温倉庫へと豆が収納される予定です。さらに、入港後の手続き等については、実際に船が到着した際に、報告できればと思います。
順調にいけば、皆さまには8月末に入港のご案内とお見積もりを送らせていただける予定です。どうぞ、お楽しみに。