前編のつづき
異変を感じ、トゥクストラグティエレスの空港でトイレに直行。その後、9:20のフライトでメキシコシティへ移動したのだが、メキシコシティの空港に到着するなり、再びトイレへと駆け込む。
本格的に下痢だ。しかし、そのときはそんなに深刻ではなかった。まあ、こんなこともあろう、と。
そのままタクシーでメキシコシティの中心街にあるホテルへ移動。
すぐにチェックインできていればよかったのだが、チェックインまであと2時間もある(時間を待たず、そのままチェックインさせてもらえるところが多いのだが、その日はそれも許されず)。徐々に消耗していく身体を引きずり、ホテルの周りを少し歩いたが、体力も続かず。その間も、何度もトイレへと。
ようやく迎えたチェックインの時間を待って、早々にホテルで横になる。
下痢に加えて、鳩尾辺りがチクチクと痛む。ジムの生ぬるい水に加え、フルーツが当たったか。
今回、メキシコシティで滞在したホテルの近くが、コリアンタウンに接していたため、アジアンマーケットなる所で、ポカリスエットを大量に買い込む。夜は外食も厳しいだろうと、近くの韓国料理店でキンパ(海苔巻き)をテイクアウト。
翌朝には回復している見込みだったが、なかなかしつこく、予定していたティオティワカン遺跡とメキシコシティ市内観光というコテコテの日本語ツアーもキャンセルすることに。
たまにはそんなこともある。ゆっくりしろということなのだろう。
翌日、依然、お腹はゆるいままだけれど、気力はある。出かけたくて仕方がない。おなかをくだしている、というのに、朝ごはんにチュロスをチョイス。
チュロスはメキシコ発祥とのことで、1933年創業の老舗「El Moro」に行ってきた。
その日はその後、よせばいいのに生マンゴージュースを飲み、二晩続けて韓国料理を頬張る。食欲はある。
そして5月7日早朝の便で成田へと。
まさかのメキシコ食あたり闘病記となってしまった。