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ブラックコーヒーが飲めるようになりたい大学生へ(アクションプランつき)

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まだゆめのつづきの【よくあるご質問】

2020/08/16

ブラックコーヒーが飲めるようになりたい大学生へ(アクションプランつき)

インターン生からの質問コーナー第2弾

ブラックコーヒーが飲めるようになりたい大学生へ(アクションプランつき)

こんにちは、豆乃木の杉山です。

今回のテーマもインターン生からいただいたお題「ブラックコーヒーが飲めないけど、飲めるようになりたい」と言う若い人に向けて記事を書いてみたいと思います。

本題に入る前に、私の考えを伝えておきます。

私は2つの考えを持っています。

1つは、ブラックでもホワイトでも、好きなように飲めばいいじゃない、と言う考え方。

別に無理してブラック飲む必要ないんじゃない?と言う冷めた自分もいます。

一方で、自分自身は、コーヒーの違いがわかることで、コーヒー以外の飲み物やお料理の風味、材料などにも、敏感になれたと感じます。

具体的に言うと、はっきりとどんな具材が入っているかわからないようなスープでも、
「この清涼感はレモングラスかな」
とか
「もしかしたらこれってズッキーニが入っているのかな」
とか、味を想像し、識別する能力が身につきます。


なので、
「これって〇〇が入っていますか?」

「そうです、よくわかりましたね」

なんて言うやり取りを経ると、次第に周りからも「違いのわかる女」として認識にしてもらえます。
これは正直、気分がいいです。笑


さて、前置きが長くなりましたが、ブラックコーヒーを飲めることでこんな風に食事を丸ごと楽しめるような人生が展開していくかもしれませんので、今日を境に皆さんには

「お砂糖やミルクはいかがですか」

「いえブラックで」

の人生を歩んでいただければと思います。
(いや、実際は本当いどっちでもいい気がしますが・・・便宜上そうしますね 笑)



今回は2つの事例を用いて、ブラックコーヒーが飲めるようになる過程をご紹介します。

1つは私自身の体験「強制型」
もう一つはうちのスタッフAの「飲まず嫌い型」

いずれか、参考になれば嬉しいです。


強制型(私の場合)

私はもともと、ちょっとミーハーなところがあって、小学校6年生の頃から「缶コーヒーを買っている自分、かっこいい」というところがありました(今思うと、ものすごくダサいですが)。
そのころはミルク入りのダイドーMを飲んでいました(と言うよりも、それ以外のコーヒーは苦くて飲めませんでした)。


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この頃から、家では、インスタントコーヒーにミルクと砂糖をたっぷり入れた「なんちゃってカフェオレ」を飲んでいました。


ブラックを飲みはじめたきっかけ

ブラックコーヒーを飲み始めたきっかけは今でもはっきりと覚えています。
それは、アルバイトで無料雑誌の広告取りの営業をしていた19歳の時のこと。それまで、外回りの経験がなく、名刺の受け取り方さえもわかりませんでした。
営業先では、ほとんどの場合、コーヒーを出してくれました。

ペアで一緒に回っている先輩は
「コーヒー、いただきます」
といって、当たり前のようにブラックでそのままコーヒーを飲んでいました。

砂糖とコーヒーフレッシュと呼ばれるミルクも用意していただいていたので、ブラックが無理なら、それらを入れればよかったのですが、先輩がブラックでコーヒーを飲んでいる横で、砂糖とミルクを入れてコーヒーを味わう、と言う時間的な余裕もありませんでしたので、それまでブラックコーヒーを飲んだ経験がない私も、半ば強制的に「ブラックコーヒー」を飲むことになったのです。

1日3〜4社を訪問していましたので、その度にブラックコーヒーをいただく。そうやっていつの間にかブラックでコーヒーが飲めるようになっていました。

ただし、重要なポイントをお伝えします。

ブラックコーヒーを飲めるようになっていたたけれど、決して美味しいとは思っていなかった。

と言うことです。
営業先で出されるコーヒーは、ほとんどの場合、抽出してから時間が経っていて、さらにずっと加熱して保温されていたせいか、酸味がきつく、苦味も多く、決して美味しいとは言えませんでした。

いつからコーヒーを美味しいと感じるようになったのか、と言えば、コーヒーの味がわかるようになってから、と言うよりは、単に、コーヒーをいただく場面が増えたからだと思います。

その後、私はジンバブエで海外生活を行うのですが、緑茶と言う最強の選択肢を失うので、そうなるとコーヒーを飲む機会が一気に増えたのです。その頃には、ジンバブエのスーパーの中でも、このコーヒーが美味しい、と言うように、自分でコーヒー豆を選ぶようになっていました。

日本に帰国すると、本当に美味しいコーヒーを飲みたいと言う欲求も強くなり、お気に入りのコーヒー屋さんで豆を買ったりもするようになりました。そうやって少しずつ階段を登っていった感じでしょうか。



飲まず嫌い型(スタッフAの場合)

スタッフAとは高校の同級生と言うこともあり、長い付き合いです。
Aは典型的な「お子ちゃま舌」を持っていて、今でも、少し凝った料理を食べると、フリーズしてしまいます。子どもが好きなような食べ物が好きで、難しい食べ物は好みません。


ブラックを飲みはじめたきっかけ

Aがコーヒーを飲めるようになったのは、なんと、豆乃木で働くようになってからです。

コーヒーのことをまったくわかっていなかったAが豆乃木で働くことによって、ブラックコーヒーを飲めるようになり、コーヒーの味の違いがわかるようになっていきました。

働き始めて間もなく、
「とりあえずコーヒー飲んでみる?」
といって豆乃木のコーヒーをカップに入れて渡しました。
最初は、「コーヒーかぁ。気が進まないなぁ。」と顔に書いてあったAですが、一方で、Aにも、「ブラックコーヒー飲めるようになりたい」と言う潜在的な思いがあったようで、カップに口をつけて一口すすると・・・

「あ、飲めるかも」

2口目。

「え、美味しいかも」

その日からAは、毎朝、始業時にブラックコーヒーを飲むようになりました。

豆乃木のコーヒーはブラックでコーヒーが飲めない人でも飲めるようになる魔法のコーヒーなんです!と、言うつもりはありません。ただ、どんなコーヒーでも、質が良く、適切に焙煎、保存、抽出された状態の良いものであれば、美味しく感じられるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

コーヒーが好きではない、と言う人は、私の経験と同じで、あまり状態のよくない、苦くて、酸っぱいコーヒーがトラウマになっていることがあるかと思います。

なので、ここでは、そんなトラウマをお持ちの方にアクションプランを示したいと思います。


ブラックコーヒーを飲むためのアクションプラン

 1 近所の、その場でコーヒーが飲める「自家焙煎店」を探して訪問してください

よし、自分もブラックコーヒーを飲めるようになるかもしれない、と思ってスタバの本日のコーヒーなど頼まないでください。
スタバのコーヒーは、ブラックで飲むには少し濃すぎると感じるはずです。

自家焙煎店さんは、時々、入りづらい雰囲気があるかもしれませんが、大丈夫です。
次のアクションを踏めば、必ず、お店の方はあなたの味方になってくれます。それが、

 2 自家焙煎店で、「僕(私)、コーヒー全然詳しくないのですが、美味しいコーヒーをブラックで飲むことに憧れているんです。何かオススメのコーヒーはありませんか?」

これでもう間違いなしです。

我々、コーヒー屋は、目の前のお客さんに「コーヒーを好きになってもらいたい」と思っています。まして、コーヒーをあまり知らないけど、教えて欲しい、と言われたら、自分の知っている情報であれば、お伝えしたい、と思っているコーヒー屋さんは多いと思います。

もしかしたら、いくつか質問をしてくれるお店もあると思います。

酸味があるものとないものであれば、どっちがいいですか?

とか、

あっさりタイプかしっかりタイプかどっちがいいですか?

とか。

それに関しては、正解はありません。好みの問題ですので、直感で答えてください。

そうやってお店の方とコミュニケーションをとって、淹れていただいた一杯は、美味しいはずです。
もし、そのお店自体と相性が合わないと感じても、諦めないで2軒目を探しましょう。自分と相性の良いお店を探すことは、あなたのこれからのコーヒー人生を確実に豊かにしてくれます。

と言うわけで、今日はブラックコーヒーが飲めるようになりたい大学生へと言うタイトルで、アクションプランつきで紹介させていただきました。参考になれば嬉しいです。こちらについては、スタッフAがOKしてくれたら、動画も撮影していきたいと思います。

最後に、まだコーヒーを飲んでみたいけど、器具がないと言う大学生の皆さんにオススメするコーヒーをご紹介します。
こちらは、お湯さえあれば美味しく手軽にコーヒーが飲めるドリップパック コーヒーです。まずはインスタントコーヒーではなく、美味しいドリップパック をお試しいただく方が「コーヒー苦手」から脱却できるはずです。