今日は大学生の皆さんから寄せられる質問のいくつかにお答えしたいと思います。
Q1 フェアトレードでないコーヒー豆はどうして安いのでしょうか?
まず「高い」「安い」の基準はフェアトレードかフェアトレードではないか、に限りませんので、非常にざっくりとした回答になってしまいますが、もし、これが中学や高校のテスト問題だとしたら、「労働者や小規模農家に対する報酬を大幅に減らすことで商品の価格を下げることができるため」などが回答になるでしょう。
Q2 コーヒーが飲めませんが、こんな私でもフェアトレードに貢献できますか?
フェアトレードはコーヒーばかりではありません。まずはフェアトレードに貢献したいと思ったのであれば、そのことを知っていただきたいです。そして今すぐ近所のフェアトレード商品を扱うショップに出かけてみましょう。自らのお金でフェアトレード商品をぜひ購入してみてください。
Q3 フェアトレード商品を購入し、支援するだけでなく、国内において極端に廉価に販売される商品の規制をするという考えはないのでしょうか。
よい視点だと思いますが、現時点では、それは法律で規制されるまでもなく、私たち一人ひとりの消費行動で変えていきませんか。人権さえも損なうような状態(児童労働や低賃金での労働)で生まれた商品を選択すべきではないのです。あなたが何を選んだかが、いま、そして未来の世界の姿なのです。
Q4 フェアトレード商品は値段が高く、大学生には、フェアトレード商品を買う余裕はありません。フェアトレード商品の購入以外に、支援する方法はあるのでしょうか。
身銭を切り、商品を購入することが一番の支援だと私は考えます。なので、年に1回でも良いので身近にあるフェアトレード商品を購入してみてください。