オーガニック&フェアトレードコーヒー
フェアトレード東ティモール・コカマウのコーヒの実は、山の中で採れます。
農薬や化学肥料を使わずに育ててており、日本のJAS有機認証を取得しています。
朝摘んだコーヒー豆をその日のうちに果肉除去し、また、除去した果肉は、再び畑に堆肥として還しています。
パルシックさんでは2002年からコーヒー生産者の支援を開始しました。集落ごとに機材を提供し、コーヒー加工の技術指導をしてきました。生産者協同組合(コカマウ)を作り、このコーヒー収穫・加工作業を協同組合の事業として行っています。
画像出典:パルシック https://www.parcic.org/about/fairtrade/
当店人気TOP3 東ティモール
東ティモールのアイナロ県マウベシ郡は標高が高く、1,300~1,700メートルの山間部に位置し、日中の陽射しの強さに比べて朝晩の冷え込みが激しい地域です。
年間降雨量も比較的多く、おいしいコーヒーが育つ条件に恵まれています。
マウベシのコーヒー栽培
マウベシで広範囲にコーヒー栽培が始まったのは1960年ごろからと比較的新しく、大規模農園ではなく、平均1ヘクタールあまりの小規模栽培が主です。このマウベシ地域に「マウベシ農業協同組合」略称コカマウ(COCAMAU)が組織され、パルシックさんによって生産者支援が行われています。
こちらのコーヒーは 2007年に有機JAS認証を取得した、無農薬・有機栽培(オーガニック)のフェアトレードコーヒーです。
コカマウ組合の栽培の工夫
1. シェードツリー栽培で自然環境に配慮
コーヒーの木はとてもデリケート。木の根元に日光が当たらないよう、シェードツリー(日陰樹)と一緒に植えています。この方法は、多様な樹木が生い茂り木々の 落ち葉が肥料となって森が保たれるので、豊かな自然環境の中で栽培することができます。コカマウは、 コーヒーの実の果肉部分を集め堆肥に利用しています。
2. 収穫は、ひと粒ひと粒、完熟チェリーだけを大切に収穫
直射日光を嫌うコーヒーの木を守るシェードツリーの下で、毎年5月頃にコーヒーの実が赤く色づき始めます。6月頃になると、コーヒー農民たちは赤く完熟したコーヒーの実だけを、ひと粒ずつ手で丁寧に収穫していきます。収穫に機械を使いません。
3. 山水を使ったフルウォッシュド精製
山から引いた新鮮な水を使います。果肉と種を分離させたら、発酵。24時間じっくりと熟成させます。その後、水洗いでしっかりとぬめりを取り、果肉をきれいに取り除きます。
4. さんさんと降り注ぐ陽の下で天日干し
東ティモールの人びとは自国を、日が昇る場所「ロロサエ」と呼びます。東ティモール・コカマウのコーヒーは、ロロサエで太陽の光をふんだんに浴び、約2週間、天日干しして、できあがります。
5. ひと粒ひと粒、ハンドピック
収穫時や収穫後、天日干しの時にも選別していますが、最後、袋に入れる前にも改めて、虫食い豆などの欠陥豆を丁寧に手で選別しています。こうした丁寧な作業を経ることで、良質の豆を日本へ届けることができています。
COFFEE DATA
産地 :東ティモール・マウベシ
生産者:COCAMAU組合
収穫:2021年クロップ
スクリーンサイズ:17
認証:有機JAS認証
精製:ウォッシュト
標高:1,300m - 1,800m