4年ぶりにセスマッチが入港しました
8月23日、4年ぶりにセスマッチの新豆が入港しました。
・・・どのくらいの方が「おお、セスマッチの新豆がようやく入るのか」と思っていただけるのか正直自信がありませんが、当社にとっては、マヤビニックと並び、とても思い入れの強い団体のコーヒーです。
セスマッチの事務所のあるハルテナンゴは、メキシコ有数のコーヒー産地で、町の至るところに「コーヒー買います」の看板があります。
「え、コーヒー売りますじゃないの?」
とお思いでしょうか。そうじゃないんです。コーヒー農家さん向けに「コーヒーを買いますので、売ってください」、ということなのです。
というわけで、世界中のバイヤーがハルテナンゴを訪れます。
セスマッチのコーヒー収穫量は年間35コテンテナ以上(マヤビニックは7コンテナほど)。その中で、当社で輸入できる量はごくごくわずかです。
日本では、今のところ当社のみが輸入しているのですが、米国のスペシャルティコーヒー生豆専門会社も、セスマッチのコーヒーを扱っています。
世界のバイヤーの視線を集めるセスマッチですが、決しておごらず、自分たちの地域、森を守る活動の中で、コーヒー生産をおこなっている姿勢は、いつまでも変わりません。
木陰栽培を行うフランシスコさん
セスマッチ組合の農家さんを訪れた際に、フランシスコさんの農場を案内していただきました。
セスマッチはフェアトレード認証団体
セスマッチは自然保護の観点から、フェアトレードやバードフレンドリーの観点で生産活動を行っています。
大自然の守り人がつくるコーヒー メキシコ・セスマッチ(チアパス州シエラマドレ環境保護農民組合)
Un Esfuerzo por la Vida(命の努め)
オーガニックコーヒーの栽培がさかんなメキシコの中でも、もっともコーヒー栽培の盛んなチアパス州は、豊かな自然に恵まれた、メキシコ人も「行ってみたい」と思い焦がれる土地です。
シエラマドレ環境保護農民組合(CESMACH/セスマッチ)が生産するコーヒー豆は、El Triunfo(エルトゥリウンフォ)生物保護圏*の緩衝地帯にあり、標高は1000メートルから1750メートルに位置します。
コーヒーは1農家あたり平均4ヘクタールの小規模生産者のコーヒー農園で栽培されており、同地区では環境保全と生物保護のために、コーヒー以外の作物の栽培が制限されています。
セスマッチではすべての農園のサンプルをカッピングし、評価、指導するなど、農家一軒一軒の品質の向上のための適切な指導を行っています。
WHAT'S トランジション!?
ートランジションとは、有機転換中の豆ということになりますが、実際にはエル・トゥリウンフォ生物保護圏にて、一切の農薬を使わずに育てられていることは確認済みです。
主に新規組合員の皆さんの豆については、一定期間、トランジションとして取り扱うことになっています。
生産者:チアパス州シエラマドレ環境保護農民組合
(CESMACH/セスマッチ)
生産地域:メキシコ・チアパス州 EL Triunfo(エル・トゥリウンフォ)生物保護圏組合の拠点:チアパス州アンヘル・アルビノ・コルソ市(旧市名:ハルテナンゴ)
標高:1000~1750m
品種:ブルボン、ムンドヌーボ、パチェ他
栽培方法:木陰栽培、無農薬栽培
収穫期:12月~3月
精製方法:100%手摘み、水洗式、天日乾燥、スクリーン・比重選別
おすすめの焙煎度合い:
ライト~フルシティ
(ライトのときはライムのようなさわやかな酸、フルシティでもすっきりとマイルドな味わい)