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当店の新入荷コーヒー生豆をご紹介 ①フィンカ・ドン・ラファ パチェ種

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News & Columns お知らせ

当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

豆乃木のコーヒー一覧

メキシコからのダイレクトトレードによる「マイクロロット・スペシャルティコーヒー」


 
豆乃木では、俗に言う「スペシャルティコーヒー」というカテゴリーにこだわることなく、生産地や生産者、またその出合いの必然にひかれるように、コーヒー豆をそろえてきました。
その偶然の中で「出会った」のがフィンカ・ドン・ラファです。
2018年にはじめてフィンカ・ドン・ラファを訪れて以来、取引を重ねてきました。

1.フィンカ・ドン・ラファの歩み

フィンカ・ドン・ラファはメキシコ・チアパス州のラスマルガリータスを生産拠点におく農園グループです。
農園は2014年、韓国人のKimさんがメキシコに渡ったところからスタートします。Kimさんがメキシコに住むようになったとき、彼には 2 つの目的がありました。
1つ目は、地元の農家さんと協力し、生産者と生産地域に対して、公正な取り組みの中でスペシャルティコーヒーを生産すること。
2つ目は、メキシココーヒー全体の品質の底上げです。
そのためには、熟したチェリーを収穫するという基本的なトレーニングから、生産工程の細部に至るまで、注意深く行うことを伝えていきました。
高品質コーヒーを生産するためのトレーニングとコミュニケーションを重ね、品質に見合う設備の提供も同時におこないました。

2. フィンカ・ドン・ラファのロケーション

メキシコ・チアパス州の中でもEastern Highlandsのエリアにあります。
マヤビニックやセスマッチの拠点との位置関係をご確認ください。
それぞれの産地は属する山系が違います。フィンカ・ドン・ラファは、グアテマラとの国境にも近く、産地としても名高いウェウェテナンゴと同じ山系に所属します。




3.フィンカ・ドン・ラファの栽培の工夫

フィンカ・ドン・ラファを象徴するコーヒーはパチェ種です。
彼らのコーヒーは、
バナナとチャラム (インガベラ) の木による木陰栽培をおこなっています。その中で、完熟したチェリーを選び、コーヒーはきれいな水タンクに通され、浮いているチェリーを取り除き、残りは発酵工程へと運ばれます。発酵は、コーヒーを密封されたEcotactのバッグに 72 時間入れ、無酸素状態をつくります。発酵が完了すると、コーヒーはアフリカンベッドで天日乾燥します。
最終的には、豆の水分量を10.0%~12.0%の範囲内になるように調整します。



4.ドン・ラファを象徴する「パチェ種」

グアテマラのコーヒーで時々パチェ種というのを見かけますが、それでもあまり聞きなれないという方もいるかもしれません。
ドン・ラファではパチェの栽培が盛んです。


 系   統 ティピカの突然変異種。
 遺伝的説明 ブルボンーティピカグループ(ティピカ関連)


5.集落の様子

年間を通して降雨量の多いサン・ラフェエル。 私が訪問していた日も、小雨が降っており、曇っている時間が長いようです。 集落の入り口は閉ざされていて、通行には、村の人の許可がいるというのが特徴的でした。

COFFEE DATA
生産者:Finca Don Rafa(フィンカ・ドン・ラファ)
栽培品種:アラビカ種 パチェ種
認証:なし(栽培期間中農薬不使用)
精製:ウォッシュト
標高:1,500m
その他:100%手摘み、水洗式、天日乾燥、スクリーン・比重選別、電子選別