ここ一年、ご新規で当社をご利用いただくお客様も少しずつ増えてきましたので、改めて年始のご挨拶もかねて、豆乃木の紹介をさせていただきます。
豆乃木(正式には、株式会社豆乃木)は、2011年、私、杉山世子が大学を卒業した年に設立しました。
大学卒業後すぐと言っても、大学入学前に、青年海外協力隊としてジンバブエ、ケニア、マラウイで活動をしたり、通信系の営業職をしていたりして、年を重ね、卒業時には、30歳を過ぎていました。
学生時代に所属していたゼミで、「メキシコ・マヤ先住民のコーヒーによる自立支援プロジェクト」に関わることで、コーヒーへの道が拓かれました。
卒業後、このコーヒーの他、学生時代より関わりのあったNPOの活動で携わっていた耕作放棄地を利用して栽培した「雑穀」や、ソロモン諸島のはちみつを、横浜や都内のマルシェで販売していました。そのころから、メキシコに年2回程度渡航し、コーヒー産地への訪問を重ねてきました。
当初、一番苦労したのは、言語によるコミュニケーションでした。海外での3年7か月の在住経験はあれど、スペイン語はまったくの初心者。メキシコとの交流がはじまってから10年以上経ちますが、未だに、通訳なしの対話には自信がありません。
2014年にはコーヒーサビ病がメキシコの産地を襲い、収穫量を大幅に減らし、メキシコ産マヤビニックコーヒー1種類を販売していた当社も存続の危機を迎えることになりました。少ないコーヒーでいかに事業を存続させながら、フェアトレードを実践するかと考えたときに始めたのがコーヒーセミナーでした。
2017年には、拠点を大学の所在地だった神奈川県藤沢市より、地元静岡県浜松市に移し、スタッフ1名が加わりました。
浜松とコーヒーセミナーの関係で関東地方を行き来する日々でしたが、新型コロナウイルスの蔓延により、浜松で過ごす時間が圧倒的に増えたことから、オンラインショップでの販売を通じて、全国のコーヒー愛好家の皆様とつながるきっかけを探りました。
現在はスタッフ6名で、浜松の西のはずれより、皆さまにコーヒーをお届けしています。
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「豆乃木のこと」