マヤビニックコーヒーin荒木町・橘屋。
橘屋は『日本人にしかできない気づかいの習慣』でお馴染みの上田比呂志さんのご実家。著書にも登場する橘屋は、元々は料亭で、上田比呂志さんのおもてなしの原点になっている場所です。
6月21日、この橘屋で、上田比呂志さんの3冊目となる著書、『気がきく人の習慣』の出版記念の催しがあり、企画を担う中馬企画の中馬幸子さんよりお声掛けいただき、コーヒーのデリバリーをさせていただきました。
こちらの会、もともと上田さんであり、中馬さんをご紹介くださった「色を食べるおやつ&デリ さんじ」(神奈川県・葉山)の横田さんが、アフタヌーンデリをご提供になるなど、温かい人たちの集う、すばらしい時間でした。
これはぜひ書き留めておきたいのですが、私自身が、当日、上田さんの心遣いに触れることになりました。
というのも、普段はご来客の方のために、お香をたいているという橘屋さんですが、その日は、たしかに香りがありませんでした。あとで話を聞いたのですが、「コーヒーの香りをご来場くださる方に感じてもらいたいから、お香はたかなかった」とのこと。
普段、コーヒーの香りに親しみすぎている私には、もはや感じにくくなっているかもしれませんが、私がハンドドリップをはじめると、間もなく「うわ!すごくいい香り」といって、お客様が近づいてきてくださいました。
上田さんはもしかしたら、あらかじめ、目に見えない「香り」に喜んでくださるお客様の姿を想像されていたのかもしれません。
そのお心遣いが、普段、橘屋の空気のように馴染んでいたであろう「お香」をあえてたかないでおくという上田さんならではの気づかいなのだと感激しました。
コーヒーが、というよりも「香り」が場を和ませ、ご来場くださった方の気持ちを和らげたり、会話のきっかけになることができたなら、本当にそれは嬉しいことです。
都内、神奈川が中心にはなってしまいますが、やっぱりこの「香り」を直接届けるデリバリーは、出来る限りやっていきたいです。そして、どんなときでもそうですが、相手が今、どのような思いでいるのかな、と想像をし、対応する気づかいを、しっかりと身に付けていきたいと思います。
と言っても、今日も大切なある事柄を勘違いしており、お客様にご迷惑をおかけしてしまいました。
気づかいは、相手の口に出さない要望に応えることですが、それ以前に、求められている事を確実にやれないといけませんね。
とても良い時間を過ごす事が出来ました。
上田さん、中馬さん、ありがとうございました。
マヤビニックコーヒーの香りをお届けします。
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