半年ぶりに朝日カルチャーセンター湘南教室さんで講座を持たせていただきました。3回目の今回は、基本に立ち返っての「自分好みのコーヒーの淹れ方 ~産地によるコーヒー飲み比べ&抽出器具による淹れ方の違いとコツ 」というテーマでやりました。
今日の産地の飲み比べは
1 スマトラ ブルーバタック(深煎り)
2 エチオピア イルガチェフェ ウォッシュト(中煎り)
3 メキシコ マヤビニック(中深煎り)
の3種類。
産地のそれぞれの地理感が伝わるといいな、と思い手書きの地図を黒板に書いてみましたが・・・イマイチですね。インドネシアの島々がムズカシカッタ・・・
マンデリンも、アチェ地区とリントン地区で入ってきている豆のプロファイルが変わるのですね。今回のブルーバタックはリントン地区のものでした。とっても美味しかったです。
その後、カリタ、メリタ、HARIOで淹れ方のポイントをお伝えしました。
共通する抽出の5つのポイントは次の5つにまとめてみました
(1)豆を選ぶ(産地、焙煎度合い)
(2)抽出器具を選ぶ(器具に合わせて粉の挽き目を調整する)
(3)粉の量をはかる
(4)お湯の温度をはかる
(5)抽出速度と量を決める
この5つを調整することで、 「自分好み」のコーヒーが出来上がるのではないか、と思います。
このセミナー、最初は皆さん、口数も少なく、なんとなく私の一方的なお話になってしまっていたのですが、途中から、皆さんのスイッチが入って、最後、皆さんに一杯ずつ抽出していただいたときには、これまでにない盛り上がりがありました♪
「うわ、おいしい!」
「おいしい!こんなにおいしく淹れられたのは初めて!」
そんな声があがっていました。
ただ、中には丁寧に抽出しすぎるあまりに、速度がゆっくりになって、苦味が立ってしまったケースもありました。でも
「この“気になる苦味”の原因がわかってよかった」
と前向きです!
どんな目的でご参加くださったのか、おひとりずつ確認してみると、
「毎週おうちにお客さんを招いてコーヒーをお淹れするんだけど、どんな豆で淹れても結局おいしく淹れられないの。だから今日はお客様にお出しするときに、おいしいコーヒーを飲んでいただきたくって来ました」
と意気込みを話してくれた方がいました。
今日の講座を通じて次にお客様にコーヒーをお淹れするのが楽しみ!と感じていただけたなら、嬉しいです。
それから。
前回、楽しかったから、ということでリピーターで来て下さった方がいらっしゃいました。本当にありがとうございます☆
次回は7月2日(木)13:30~15:30、「アイスコーヒー」をテーマに講座を持たせていただきます。こちらも大好評、水によるコーヒーの味の違いを感じていただきます。また追ってお知らせいたします。