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商品を作って売ることは、「フェアトレード」を理解すること

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News & Columns お知らせ

当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

セイコ社長の【ガチ日記】

2015/12/22

商品を作って売ることは、「フェアトレード」を理解すること

高校の取り組みが熱い ~ペルーのドリップパックも第2弾へ!

商品を作って売ることは、「フェアトレード」を理解すること

エシカル教育などという名目で、さまざまなフェアトレードやエシカルの推進を行っている個人・団体がありますが、個人的には、10の話を聞くよりも、ひとつの「商品開発」(フェアトレードの素材をつかって商品を開発し、販売をすることも含めたもの)を体験することが、一番の理解につながると思っています。

素材の選定で、生産国や地域の特性、生産者のことを知り、マーケティングの中で、フェアトレードの社会的認知や、他団体・企業の取り組みを知り、販売を通じて、「世間」のフェアトレードへの関心や疑問を知ることができる。商品開発ほど良い「教材」はないと思っています。

ただパッケージだけをくるくる変えて、商品を作りました、というところも多いのですが、そうではなく、「フェアトレードの原料」としっかり向き合うと、より理解が促進されます。それを教えてくれたのが、駿河総合高校さんとの取り組みだと感じています。

先日、ペルーの新豆が入荷したニュースをお届けしましたが、一番喜んでいたのは、もしかしたら、駿河総合高校の先生と生徒の皆さんかもしれません。
駿河総合高校とは、ペルーの豆を使って、生徒さんがデザインしたドリップパックを作らせていただいています。その中で、
10月には生産者としてペルーコーヒーつくりに関わっている高橋さんをお招きし、駿河総合高校で授業をしていただきました。(そのときの記事はこちら
さらに、先生から伺ったのは、この商品開発をきっかけに、ペルー人を招き、ペルーの生活文化についてお話を伺ったり、スペイン語を生徒たちが学んだりと、幅広く「理解」をしようという取り組みを行っているようです。これこそが、エシカル教育なのではないでしょうか。そのきっかけとなったのが、コーヒーというのは、本当に嬉しいことです。
これら、駿河総合高校の取り組みは、いくつかの誌面にも取り上げられてるようですが、それもこれも、とにかく先生が熱いから実行できること!非常に熱心な上に、推進力がある、頼もしい先生です。

そして、現在進行形で、今度は、「りとるあーす」という静岡文化芸術大学のフェアトレード団体の皆さんと、「フェアトレードの素材を使った浜松を象徴するようなお菓子」を開発するプロジェクトが動き始めました。豆乃木は監修の立場で、あくまで、主体は学生さんになります。
これは、2月27,28日に浜松市内で開催するイベント「ハローはままつフェアトレードDAY2016」に向けて、まずはやってみようという試みです。

どちらも、学生さん、そして先生らと共に工夫を重ね、長く愛される商品を作ることを考えていきます。
高校、大学、自治体、企業・・・垣根を越えた協働は、どんどんスタンダードになっていきそうですね。

繰り返しになりますが、10の話を聞くよりも、ひとつの商品開発をし、実際に販売を行ってみると、見えることがたくさんあります。

12月22日の今日は、駿河総合高校さんがお待ちかねだったドリップパック第2版の納品です。さっそく予約してお持ちいただいている方もいるそうですよ!