当日の午後の分科会では、私がコーディネーターとなり、浜松市浜北区でオーガニックショップを運営する「すいーとまむ」の漆原さんのお話を伺いながら、皆さんと一緒に「地域社会とフェアトレード」をテーマに議論させていただきました。
備忘録までに、当日の内容を以下に記します。
当日のテーマ
「地域社会」独自のフェアトレードの時代。そこでは、地域の産業や関係団体との連携も始まっている。当分科会では、浜松市浜北区において16年間、オーガニックショップの中でフェアトレード商品を扱ってきた「すいーとまむ」を事例に、地域社会とフェアトレードの未来像、フェアトレードが地域社会に果たせる役割や意義について検討する。
実施内容
1. 「すいーとまむ」漆原さんのプレゼンテーション
2. 漆原さんへインタビュー
3. 会場への質疑応答
4. 質疑応答であがったテーマをもとに全体のディスカッション
総論
• 地域でフェアトレードを推進するということの利点には、単にフェアトレード商品の購買による途上国支援という視点だけでなく、「購買=思いやりや敬意」の交換を通じて、フェアトレードの精神が広くいき渡ることで、思い合うことができるまちづくり(真の共生)へとつながるのではないか
• フェアトレードショップ、オーガニックショップというコンセプトショップを持続的に運営させていくためには、「思い」や「理念」が精神的に運営を支えながらも、やはり「品質第一」で考え、「お客さま」に品質面においても信頼されることが重要であり、品質を無視してフェアトレード商品、オーガニック商品の普及はあり得ない
すいーとまむ
http://www.sweetmom.jp/