というわけで、マヤビニックの養蜂事業に関しては、また別の機会に温めておくとして、その後、ルイスの後ろをついて歩くことで、マヤビニックコーヒーの土づくりの様子をうかがい知ることができました。
コーヒーノキの苗を育てるときに利用しているのがマヤビニック組合自慢の堆肥づくり。
この中に、生きのいいミミズが出てくる出てくる!
これらを施した苗木が組合の敷地内にあります。
ちなみに日本ではコーヒー栽培は難しいとされます。
その理由としては、
コーヒーノキはとても繊細で、限られた気象条件・高度でしか育たないためです。
・熱帯であること
・年間降雨量1,000~3,000ミリ、
・高原で涼しい土地であること(1000メートル以上)
・平均気温20度前後の温暖な気候
・・・等
となると、おいしいコーヒーが作られる環境はそれだけで、もう限定されてしまう。メキシコのチアパス州だからこそ、育つこのコーヒーも、そういう稀有な確立で育まれた木なんですよね。
その中で、生産組合は特に土づくりに力をいれています。
パーチメントの殻の活用もそのひとつ!
堆積されたパーチメントに立つと、ルイスが一言、
「奥に手を突っ込んでごらん」
と言うので恐る恐る手をいれてみると、生暖かく湿っている。
「これも堆肥として使用するんだよ」
とのこと。
パーチメントとは、お米でいうところの玄米の状態。パーチメントの状態の方が、保存性が高いので、通常このパーチメントコーヒーの状態で保管され、輸出される直前に、脱穀し、グリーンビーンズ(生豆)を取り出します。
*いろいろと検索してみましたが、パーチメントを堆肥として利用した場合の効果までは、よくわかりませんでした。
お米のもみ殻を土にまく時の効果としては、土壌改良効果や透水性が言われていますので、パーチメントもそのような狙いがあるのかもしれませんね。
あくまで推測ですが・・
というわけで、あまり正解もなく、独り言のような文章になってしまいましたが、現地に行くと、こういう疑問や発見が湧きあがるので、やっぱり刺激的ですよね。
来年は、どんな疑問を解消し、どんな発見があるのだろう・・・
楽しみでなりません。
おわり