3日目は午前10時にサンクリストバルの町のはずれにあるマヤビニックの組合事務所に向かいました。時差ボケのために一睡もしないまま・・・
出発前に聴いていた状況(こちらを参照)を、実際この耳で確かめないと!そう思って結構が気合い入ってました。
結果的には、
「こちらが希望するオーガニック豆を確保できる確約は今のところできない」
という厳しい現実・・・
理由としては、マヤビニックは、サビ病等の事情により今年例年の40%(104トン)の収穫しか達成しておらず、それらはすでに売約済みとなっているため。
売約済みとは、どういうことかと言うと、半自動的に毎年契約更新で取引しているバイヤーが優先、弊社のように自社単独では初の取引、これまでの共同輸入でも2年に1度のため
(2013年は輸入を見送っている)、収量が減った今季は、対応できない、ということ。
マヤビニックには日本に限らず、アメリカ、スイスに根強いマヤビニックを支持するバイヤーがいます。
アメリカのバイヤーはフェアトレードの豆を専門に扱っているロースターのグループで、年間50トンをマヤビニックから購入しています。
弊社も、時間をかけて、まずは年間17トンほどの豆を、コンスタントに仕入れる基盤を作っていきたいと思いつつ、このような「非常事態」には、信頼関係こそがカギ。今回、それを痛烈に思い知りました・・・これも収穫でしょうか。
今後のことですが、ひとまず高地の収穫が完全に終わる4月まで組合が組合員である農家さんからの豆の集荷を待ち、こちらに販売できるだけの量が確保できるのであれば、サンプルを送っていただき、豆の状態を観察した後、OKであれば、そのまま出港手続きに進みたいと思っています。
先が見えず、意気消沈しましたが、おいしいローカルフードを食べてパワーチャージしました。