今日は「出張コーヒーセミナーin名古屋」ということで、名駅の周辺にある某企業さまのお昼休みの時間をいただく、出張コーヒーセミナーをさせていただきました。今日は所要時間45分という限られた中で、次のような内容になりました。
1 コーヒーの飲みくらべ(3種類) 2 焙煎による味の違いについて 3 HARIO V60を使った淹れ方の実践 |
ところで、皆さんは「おいしいコーヒーを煎れるための4つの条件」を知っていますか?
1 良質な原料 2 煎りたてのコーヒー 3 挽きたてのコーヒー 4 淹れたてのコーヒー |
コーヒーセミナーでは、4の「淹れたて」につながる「淹れ方」にフォーカスしてプログラムを作っています。今日は、淹れ方の中でも「ペーパードリップ」に絞って実践を行いましたが、実は淹れ方にしても幾通りの方法があります。そこで、こんな質問をよく受けます。
「どの方法でコーヒーを淹れるのが、一番おいしいですか?」 |
皆さん、どんな回答を期待されているかわかりませんが、どれも適切に抽出することでおいしいコーヒーができあがります。またそれぞれの器具に合った豆を選ばれるとよいと思います。
下記では、さまざまなコーヒー抽出器具の特徴について、まとめてみました。
さまざまなコーヒー抽出器具の特徴
抽出方式 |
特徴と淹れ方のポイント |
挽き目 |
湯温度 | かかる時間 |
ドリップコーヒー |
自由度が高く、淹れ方次第で味の調整がしやすい。 |
中挽き |
深煎りのときは84度~86度 浅~中煎りのときは90度前後 |
3分ほど |
フレンチプレス |
簡便で、味の再現性が高く、用法を心得れば誰でもおいしく淹れられる。 サイフォンのように攪拌する必要がないため、タンニンが出にくく、粉の量と挽き目。湯温(90度~95度)を均一にすることで、安定した抽出ができる。 |
中粗挽き | 90~95度 | 4分 |
サイフォン |
作業手順を心得れば、安定した抽出が可能になる。ただし、高温抽出となるため、苦みやえぐみが出やすい。また器具の手入れにやや手間がかかる。演出効果としては、おもしろいコーヒー器具のひとつ。 | 中挽き | 高温 | お湯が沸騰してからは速い |
エスプレッソ |
エスプレッソは高圧をかけて、短時間(30秒程度)で少量の濃厚なコーヒーを淹れる抽出方法。豆の挽き方、粉を平らにおしこめるタンピングで変化する。 |
細挽き |
高温 | 速い |
これ以外にも、ウォータードリップやマキネッタ、パーコレーターなどさまざまな抽出器具があります。また別の機会では、それぞれの抽出器具について深堀りしていきたいと思います。
豆乃木の出張コーヒーセミナーの抽出編では主に、ペーパードリップについて、解説及び実践をおこなっています。
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