Javascriptが無効になっているため、正常に表示できない場合があります。

メキシコ セスマッチ

login

Origin Partner 生産者パートナー

2011年の創業以来、フェアトレードを行う
マヤビニック生産者協同組合他、
当社が直輸入を行う生産者の紹介

 

メキシコ

メキシコ セスマッチ

ケツァル鳥の生息地を守るチアパスの至宝

森林農法と徹底した品質管理が、セスマッチのコーヒーを特別なものに。

メキシコ・チアパス州に拠点を持つ協同組合として、約500の農家が参加し、年間1000トン以上のコーヒーを生産。
大規模ながら、全農家のロットを個別にカッピングし、品質向上を推進。
オーガニック認証のもと、多品種栽培や精製プロセスにも挑戦し、持続可能なスペシャルティコーヒーを世界へ届ける。

生物保護区の中で、農家と共に歩むセスマッチの挑戦は続く…。





1. 生産地情報



セスマッチのコーヒー生産農家の栽培地はメキシコ・チアパス州南部のシエラマドレ山系の北側斜面に展開されています。標高2000m以上ある山系の鉱山部に位置する広大なエル・トゥリウンフォ生物保護区の雲霧林(Cloud Forest)の環境保護活動と密接に関連し、その保護区の緩衝地帯で唯一認められている活動が、コーヒー栽培です。そのため、雲霧林とそこに生息するケツァル鳥といった保護動物は、セスマッチのコーヒー生産活動のシンボルとなっています(セスマッチのロゴにもケツァル鳥があしらわれています)。


1. セスマッチの地理的特徴

      • 地域:メキシコ・チアパス州シエラ・マードレ山脈
      • 標高:1,200〜1,800m
      • 気候:温暖で湿度が高く、昼夜の寒暖差が大きい
      • 土壌:火山性土壌が豊富でミネラルを含む
      • 栽培環境:森林農法(シェードグロウン)による自然環境に配慮したコーヒー
2. 自然環境
      • 生態系の豊かさ
        セスマッチの生産地域であるシエラ・マードレ山脈は、生物多様性に富んだ森林地帯です。多くの固有種が生息し、渡り鳥の重要な生息地としても知られています。森林農法(シェードグロウン)を採用することで、自然の生態系を守りながらコーヒーを栽培。樹木が適度な日陰を作り、土壌の保水力を高めることで、持続可能な農業と環境保全を両立しています。
      • 気候
        標高1,200~1,800mに位置するセスマッチの農園は、温暖な気候ながら昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。日中の適度な気温と夜の冷涼な環境が、コーヒーチェリーのゆっくりとした成熟を促し、甘みや酸味のバランスが取れた高品質なコーヒーを生み出します。また、年間降水量が多く、適度な湿度があることで、安定したコーヒー栽培が可能となっています。
3. 生産者情報
      • 加盟農家:約500軒
      • 平均農園面積:2~4ヘクタール(小規模農家中心)
      • CESMACH(Cafeticultores de la Sierra Madre de Chiapas)は、メキシコ・チアパス州のシエラ・マードレ山脈に位置する生産者協同組合です。約500の農家が加盟し、年間1,000トン以上のコーヒーを生産。フェアトレードとオーガニック認証を取得し、持続可能な農業を実践しています。

2. 商品の背景・ストーリー

  • セスマッチのミッション:

    ご紹介するコーヒー生産者組合のCESMACH(以下、セスマッチ)は「シェラマドレ山系の環境に優しい農民組合」という意味を持つスペイン語の頭文字をとったものです。メキシコ・チアパス州のアンヘル・アルビノ・コルソ市(旧市名がハルテナンゴ)に本部を置くコーヒー栽培農家の協同組合となります。 セスマッチは、以下のとおり、活動のミッションを掲げています。
  • 「信頼されてまとまりのあるコーヒーの小規模農家の地域組織になり、①コーヒーの市場と消費者に、総合的なサービスと製品を提供し、②集落とエル・トゥリウンフォ生物保護圏の天然資源を保護することで、チアパスのシエラマドレ山系の地域の経済社会の改善に貢献すること。」

    その上で、
    1.動植物、水、土壌および大気といった天然資源の保全
    2.有機栽培の産品、フェアトレードの枠組みおよび原産地の集団としても登録といったことの証明
    3.様々な面での質の改善と管理
    4.効率的で透明度の高い経営姿勢

    上記を実践しています。
    株式会社豆乃木は、彼らが掲げるミッションと、その実行力に共感することが多く、彼らとの取り組みを持続的に行うことを目指しています。

  • セスマッチの生命線は全農家、1軒ごとにおこなう「カッピング」
    • セスマッチは、年に生豆を1000トン以上生産する大きな組合です(マヤビニックが150トン程度)。
      ただ、株式会社豆乃木がマヤビニックとのフェアトレードをはじめた2011年の時点ですでにセスマッチも訪問していたのですが、その当時は、平均的なメキシコのオーガニック豆、という印象でした。ところが彼らは、「マイクロ・ロットプロジェクト」として、約500組ほどいる全組合員のコーヒー農園を、一軒に、サンプリングし、カッピングをおこない、コーヒーの評価・鑑定を行うことで、農家さんの意識改革に成功しました。

      現在は、多品種栽培に加え、ナチュラル、ハニープロセスといった異なる精製方法によるコーヒー生産に着手、世界のロースターさんが納得できる「スペシャリティー・コーヒー」を提供していこうという新しい事業に取り組み、すばらしい品質向上を達成しています。



3. サステナビリティへの貢献

  • 各種認証(主なもの)

    有機(オーガニック)認証

    フェアトレード認証

4. 生産者からのメッセージ

CESMACH(Cafeticultores Ecológicos de la Sierra Madre de Chiapas)は、メキシコ・チアパス州のシエラ・マードレ山脈に位置する協同組合で、1994年に約8~10名のメンバーで設立され、現在では370以上の家族が参加し、その約30%が女性です。

私たちは、エル・トリウンフォ生物圏保護区内で、樹木の陰で高品質なオーガニックコーヒーを栽培しています。
この農業システムは、コーヒーの品質を向上させるだけでなく、生物多様性と生態系の保護・促進にも寄与しています。手作業で収穫し、伝統的な方法で加工された私たちのコーヒーは、持続可能で倫理的な生産を通じて、消費者の皆様にお届けしています。

私たちの使命は、エル・トリウンフォ生物圏保護区内で持続可能な有機農業を取り入れ、競争力のあるサービスと適切な資材を組み合わせることで、生産者と消費者の家族のニーズと期待に応えることです。これにより、組合員家族と市場との関係を強化し、すべての参加者の生活の質を向上させることを目指しています。