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ペルー・アルトマヨの森のコーヒー

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Maya Vinic coffee マヤビニックコーヒー

チアパスの雄大な森の中で、化学肥料に一切頼らずに
育てられたメキシコ産・マヤビニックコーヒー

 

ペルー

ペルー・アルトマヨの森のコーヒー

ペルー、サン・マルティン州より「森のひとしずく」



雲霧雨につつまれた「アルトマヨの森」。

コーヒーを作るのは、この森とともに暮らし、森を守ると決めた、農家の人びと。
彼らは保全協定を守りながら、コーヒーづくりをおこなっています。

森林農法によって育まれたコーヒーは、熱帯林を守りながら、自然と共存する持続可能な農業を実現しています。
また、フェアトレードと有機製法を採用することで、生産者が安心して働き続けられる環境を整えています。
さらに、シングルオリジンのスペシャルティ品質にこだわることで、森の恵みをそのまま味わえる、特別な一杯になるのです。

霧に包まれた森のしずくが、じっくりと時間をかけて育んだ香りと味わいを、ぜひあなたの日常に。


1. 生産地情報

アルトマヨは、豊かな生物多様性と重要な自然資源を持つ地域でありながら、森林破壊や気候変動のリスクに直面しています。この地域を守るため、持続可能な農業や保護活動が重要な役割を果たしています。アルトマヨの自然の恵みが、一杯のコーヒーを通じて世界中に届けられる背景には、この地域特有の地理と環境の魅力があります。
  • 1.アルトマヨの森の地理的特徴
      • 所在地: アルトマヨ保護林(Bosque de Protección Alto Mayo, BPAM)は、ペルー北東部サンマルティン州に位置しています。
      • 面積: 約182,000ヘクタール(東京ドーム約39,000個分)にも及ぶ広大な森林地帯です。
      • 標高: 800~1,800メートルの範囲に広がる中高度の熱帯雲霧林が特徴。
  • 2.自然環境
      • 生態系の豊かさ:アルトマヨは、アマゾンの生態系の一部を形成し、数多くの固有種が生息する生物多様性のホットスポットです。

        • 植物: 約2,000種以上の植物が確認されており、その中には薬用植物や絶滅危惧種も含まれます。
        • 動物: 300種類以上の鳥類、特にハチドリやトゥーカンなどの鮮やかな鳥が生息。また、ジャガーやオセロットなどの哺乳類も見られます。
      • 気候:年間降水量が多く(1,800~2,400mm)、湿度の高い気候が特徴。平均気温は20℃前後で、霧が多い環境が森林の成長を促します。

  • 3.森林の重要性
      • 水源地:アルトマヨはペルーの主要な河川であるマヨ川の源流域であり、地域住民の生活に欠かせない水資源を供給しています。

      • 炭素貯留:この地域の森林は、大量の二酸化炭素を吸収する役割を果たし、気候変動を緩和する重要な役割を担っています。

      • 生態系保護:森林破壊や違法伐採の抑制が求められるエリアであり、保全活動が進行中です。

  • 4.人々と森林の共生
      • 住民の生活:この地域には、先住民を含む小規模農家が暮らし、コーヒー栽培をはじめとする農業を基盤としています。森林と共生しながら、持続可能な生活を目指しています。

      • コーヒー栽培:アルトマヨの豊かな自然環境が、独特の風味を持つ高品質の木陰栽培(シェードグロウン)コーヒーの生産を支えています。

  • 5.生産者情報
組合名称 Cooperativa de Servicios Múltiples Bosque del Alto Mayo (略称:COOPBAM)  
組合員の数 414名(内83名が女性) *2025.1.8の聞き取りによる  
設立年 2014年  
設立目的 ペルー北東部に位置するアルトマヨ保護林(Bosque de Protección Alto Mayo, BPAM)の持続可能な管理と保護を目的に設立。  
地域の課題 森林破壊や違法な農業開発が進む中、森林保護と地域住民の生活向上を両立するために組織化された。  

2. 商品の背景・ストーリー

  • 「アルトマヨの森」とのつながり(名前の由来や特別な意味)
    • 「アルトマヨ(Alto Mayo)」 とは、ペルー北部のサン・マルティン州に広がる地域の名称で、アンデス山脈の東側に位置する標高の高いエリアを指します。スペイン語で 「Alto」 は「高い」、「Mayo」はこの地域を流れる**「マヨ川(Río Mayo)」** に由来し、「マヨ川上流地域」という意味を持ちます。

      この地域はペルーのアマゾン熱帯雨林の一部であり、豊かな生物多様性と森林資源に恵まれた「アルトマヨ保護区(Bosque de Protección Alto Mayo)」が存在します。熱帯林を守るために設立された保護区でありながら、地域住民がアグロフォレストリーや有機農法を取り入れながらコーヒーを栽培し、自然と共生する持続可能な農業を実践しています。

      つまり、「アルトマヨの森」とは、熱帯雨林の保全とコーヒー生産が共存する地域 を象徴する言葉であり、森林を守る人々の営みと、そこから生まれるコーヒーのストーリーを伝えるものでもあります。



3. サステナビリティへの貢献

アルトマヨの森は、高地の冷涼な気候と豊富な降水量がもたらす雲霧林の環境 で、コーヒー栽培に最適な地域。森林農法や有機栽培を実践しながら、自然保護と共存する持続可能なコーヒー生産 が行われています。
  • 各種認証(主なもの)

    有機(オーガニック)認証:2015年、ペルーの保護地域内で初めて有機認証を取得しました。

    フェアトレード認証:2016年、フェアトレード認証を取得し、国際市場へのコーヒー輸出を開始しました。

    レインフォレスト・アライアンス認証:2024年、保護地域内のコーヒー農園として初めてレインフォレスト・アライアンス認証を取得しました。

  • 保護区で世界初となる「レインフォレスト・アライアンス」の取得
    • レインフォレストアライアンスの取得は、保護地域内やその周辺にあるコーヒー農園として初めてのことです。この出来事は、コーヒー組合「COOPBAM」にとって、歴史的な節目となりました。認証取得には、森林保護や炭素貯留の促進、労働条件の改善、農家の経済的利益向上を目的とする厳しい基準をクリアする必要があり、IMOCERTラテンアメリカによる監査を経て取得されました。
      この成果の背景には、10年以上にわたる保全協定の締結と持続可能な管理体制の構築が不可欠でした。「COOPBAM」のゼネラルマネージャー、イデルソ・フェルナンデスさんは、厳しいプロセスを乗り越えて世界初の認証達成に、大きな喜びを表明しています。この認証は、環境保護、社会的公正、地域経済の発展を統合した持続可能な農業の象徴となっています。(出典:La República)
  •  生態系保護の取り組み(森や動植物への配慮)
    • 1.森林保護と再生:
      • コーヒー栽培地を「シェードグロウン(森林の木陰での栽培)」方式にすることで、自然の森林を維持しつつ生産を行っています。これにより、森林破壊を防ぎ、生態系の多様性を保全します。
      • コーヒー農地の拡大を制限し、既存の森林の保護と再生を促進。
    • 2.動植物の保護
      • 地域固有の動植物が生息する環境を守るため、農地周辺の自然生息地を維持。
      • 生態系に影響を与えない有機農法を採用し、化学農薬や肥料の使用を最小限に抑制。これにより、土壌や水質、そして生物多様性に対する影響を軽減。
    • 3. 炭素貯留と気候変動対策
      • 森林を保護することで、炭素を吸収・貯留する能力を維持し、気候変動への影響を緩和。
      • 土地の持続可能な管理方法を実施し、環境への負荷を最小限に抑える取り組みを推進。
    • 4. 保全協定の締結
      • 地元住民や関係機関と10年以上にわたり「保全協定」を締結し、持続可能なコーヒー生産と自然保護を両立させています。
      • 自然保護区管理団体(SERNANP)やConservation Internationalとの協力体制を構築し、国家レベルでの保全活動に貢献。
    • 5. 教育と意識啓発
      • 地域の生産者や住民に対し、持続可能な農業や自然保護の重要性についての教育を実施。
      • 生産者が環境保護と経済的利益を両立できる方法を学ぶ機会を提供。

4. トレーサビリティ

アルトマヨの森のコーヒーがCOOPBAM組合の生産者から株式会社豆乃木に届くまでの流れ
  • 1.生産地(アルトマヨ保護区の農園)
    生態系を守るためのシェードグロウン方式や有機農法を採用した農園で、丁寧にコーヒーチェリーが栽培されます。
  • 2. 収穫と収穫と加工
    農家が手摘みで収穫したコーヒーチェリーは、水洗式にて精製プロセスを経て加工されます。
  • 3. 輸送と品質検査
    精製されたコーヒー豆は適切な管理のもと輸送され、日本市場向けに出荷準備が行われます。
  • 日本国内での販売
    名古屋港に到着したコーヒー豆、当社オンラインショップ等を通じて、お客様の手に届けられます。
  • 農園や生産者情報の明確化
  • 消費者が購入することでどう貢献できるか

5. 生産者からのメッセージ

  • 準備中