今日は、以前コロナ禍に入った頃に掲載した人気の記事を加筆修正したものです。
おうちCafeを楽しむための「コーヒー豆の選び方」
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1012
前回の記事では、おうちCafeを楽しむための「コーヒー豆の選び方」で大切なポイントは、「好みの焙煎度合いで選ぶ」ということでした。
コーヒー豆は煎って加熱させることで、成分が化学反応して、香りや風味が生まれます。
加熱の程度を表す焙煎度合は大きく分けて「浅煎り」「中煎り」「深煎り」とありますが、もっと細かく、8段階の焙煎度合いで表示されていることがあります。
(*ライトが1番浅煎りになります)
おさらいになりますが、コーヒーの味は、一般的には、焙煎が浅いほど酸味が強く、深いほど苦味が強くなります。
大切なポイントは、
同じ豆であっても、焙煎度合いで味は変化する
ということです。本日は、それに加えて、コーヒー生産国の地域による一般的な風味の特徴をお伝えします。
コーヒー生産国別風味の特徴
同じ種であっても、生産国や生産方法等によって風味は変わってきます。主な特徴を下記にまとめています。
地域分類 | 風味の特徴 | 主な生産国(銘柄) |
非水洗式 アラビカ種 | ||
南米系 | 甘味を伴った、柔らかな苦味と適度な酸 | ブラジル |
アフリカ・中東 | フルーティな甘い香りと柔らかな酸味とコク | エチオピア、イエメン |
水洗式 アラビカ種 | ||
中南米系(メキシコ含む) | 甘い香りとスッキリした酸味 爽やかな後味 |
メキシコ、グアテマラ、エルサルバドル、 ホンジュラス、ペルー、ブラジル |
コロンビア系 | 甘い香りとしっかりした酸味とコク 重厚な風味 |
コロンビア |
カリブ系 | 香り、酸味、コクがバランスがとれた軽やかな風味 | ジャマイカ(ブルーマウンテン)、キューバ、 ドミニカ共和国 |
アフリカ系 | しっかりした酸味とコク、芳醇で重厚な風味 | タンザニア(キリマンジャロ)、ケニア、エチオピア |
アジア系 | 軽やかな酸味とコク、穏やかな風味 | インドネシア(ガヨマウンテン)、インド |
アジア・オセアニア系 | 香り、酸味、コクのバランスがとれた重厚な風味 | インドネシア(トラジャ)、パプアニューギニア |
ハワイ系 | 爽やかな酸、適度なコク | アメリカ(ハワイコナ) |
スマトラ式アラビカ | ||
アジア系 | なめらかな苦味と深いコク | インドネシア(マンデリン) |
これらの特徴は、ミディアムからハイローストの豆を中細挽きでグラインドし、ペーパードリップにより標準的に抽出した場合の風味の特徴になります。
出典:コーヒー検定教本(一般社団法人全日本コーヒー協会)
こちらを参考にしていただきながら、豆乃木のオンラインショップ内のやや偏った商品ラインナップよりお選びいただければ幸いです。本日は以上です。