クラウドファンディングの日程が確定いたしました。
グループ購入の募集時期: 2019年7月31日(水)~2019年9月6日(金) |
そして、私の宿題でもありました『メインビジュアル』も、無事に完成しましたー!!!
ジャジャーン!!
すみません。
ちょっとまだ出し惜しんでいますが・・・7月31日に全貌公開です。
今回は、ラウドファンディングをするきかっけを、綴りたいと思います。
そして次回の予告としては、クラウンドファンディングのリターン商品を一挙公開したいと思います。
まずは、Vol.1からさかのぼってご覧いただければ嬉しいです。
>> 「豆乃木、この夏クラウドファンディングやります!Vol.1」
>> 「豆乃木、この夏クラウドファンディングやります!Vol.2」
>> 「豆乃木、この夏クラウドファンディングやります!Vol.3」
>> 「豆乃木、この夏クラウドファンディングやります!Vol.4」
プロジェクトを立ち上げたきっかけ
「実は、クラウドファンディングは、体(てい)の良いお金集め」だと思って、ずっと抵抗がありました。
そういう人も多いと思います。
自分でそう思っていたのに、ある方に「クラウンドファンディングやってみませんか?」とすすめられ、なぜか今回は、すぐに「やってみよう」と思ったのです。
もちろん、資金集めですから、大きな理由としては、自分ひとりの体力(財力)では、コーヒーの輸入を拡大できない、というところが一番の本音です。
実際の輸入にかかる費用は今回クラウンドファンディングで募集する金額以上(第1弾で550万円)のものになります。
「120万円で輸入ができるわけではないのに、何がしたいの?」
と思われるかもしれませんが、今回は、皆さんから先にお支払いいただく購入資金と同様に、皆さんの「思い」を、現地に届けることを優先したいと思うのです。
その前提の上で、改めて、プロジェクトを立ち上げたきかっけについて、以下に綴りました。
(1)「貧しい生産者を、コーヒーを購入して買い支える」というようなムードを変えたい!
たしかに、マヤビニックコーヒーが栽培されるチアパス州は、メキシコ国内では経済的に貧しいとされる先住民族人口が多いのが特徴です。メキシコ国家開発計画においても、開発の重要性がうたわれる南東部地域にあるものの、中央政府の支援が行き届かず、貧困指数が最も高い州です。
そのため生産者団体でも、フェアトレードが積極的に推進されてきました。
その背景を説明するのに、欠かすことのできない出来事が2つあります。
ひとつは、1994年1月、サパティスタ民族解放軍が改善を求めて政府に対し武装蜂起したことです。国内避難民も発生した歴史を有しています。
もうひとつは、1997年12月22日、まさにマヤビニックの生産拠点であるチアパス州チェナロー地区アクテアルの教会で先住民のツォツィル族45人が無差別に殺害されるという事件がありました。
襲撃を受けたのはツォツィル族の共同体ラス・アベハス(これはマヤビニックの前身の組織です)に所属している者の内、大半は女性や子供でした。
ラス・アベハスはサパティスタ民族解放軍と同様、先住民の権利拡大を目指す団体でしたが、あくまでも平和的な手段のみを用い、武力を用いるサパティスタとは距離を置いていたにも関わらず、サパティスタの活動を快く思わない制度的革命党の準軍事組織から、サパティスタに対してのものと同様の敵視を受け、このような虐殺事件が発生してしまいました。
この事件は、当然ですが、風化することなく、犠牲者や残された家族のための祈りは、今もなお続いています。
しかし、彼らのコーヒーを購入する動機が、事件から20年以上がたった今でも、「かわいそうな生産者のために」というのは、過小評価だと感じています。
フェアトレードの生産者らの「生活の貧しさ」や産地の「インフラの不整備」など、ないものを挙げ、消費者に「だからこそフェアトレード商品を購入しましょう」と訴えるのではなく、「彼らがつくるコーヒーのおいしさ」や「コーヒー農園周辺の環境のすばらしさ」など、コーヒーそのものや、コーヒーの作り手、コーヒーが作られている地域によりフォーカスし、クラウドファンディングで新たな「フェアトレード像」を描きたいと考えました。
人々のポジティブな「注目」が集まることで、コーヒーの品質はさらに向上し、生産者らのつくるコーヒーへの付加価値が高まります。それによって、彼らは継続的に収益を得ながら、コーヒーづくりに専念できるのです。
コーヒーの輸入に伴う「ワクワク感」を共有したい!
毎年2回、実際にメキシコのコーヒー産地を訪問し、コーヒーの木々に囲まれているときほど、コーヒーに携われて、良かった、と思うことはありません。またそれと同じくらい、長旅を経て、メキシコから、新しい豆が日本に届いたときには、なんとも言えない感動があります。ロースターさんであったら、新しい豆を、はじめて焙煎機に投入するとき、きっと心の底からドキドキすることでしょう。
そのコーヒーが、単に自分が業者から買った豆、というのではなく、輸入に関わって、生産者さんからグループで購入した豆だとしたら、ワクワクはもっと広がるのではないでしょうか。
あなたが輸入に関わったコーヒー、スペイン語でいうところの「Nuestro Cafe(私たちのコーヒー)」は、生産者さんのものでもあり、私たちのコーヒーでもあるわけです。
今回、サブテーマに「FAIR TRADE REVOLUTION(フェアトレード革命)」を掲げました。
大げさなんですけど、個人の方のグループ購入がきちんと成立し、多くの方がご参加いただけたなら、つながれる産地、つながれる世界は無限に広がります。それってなにか、わくわくしませんか?
プロジェクト資金の使途
皆さまのご支援は「メキシコ・マヤビニック生産者協同組合の有機JAS認証付きコーヒー生豆」(2019年9月下旬頃販売予定)の購入費の一部に充てさせて頂きます。
具体的には、今回、第1弾で購入する約7トンのコーヒー生豆の購入費約550万円のうち、約5分の1をグループ購入で賄うことができればと考えています。
次回は、クラウンドファンディングのリターン商品を公開します。
豆乃木、この夏クラウドファンディングやります!Vol.6(近日公開予定)