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「第4章 コーヒーの栽培・生産過程」

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News & Columns お知らせ

当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

コーヒーマイスターへの道 2022

2022/10/05

「第4章 コーヒーの栽培・生産過程」

第36期コーヒーマイスター養成講座を受講します(16)

皆さん、こんばんは。
いよいよ今日から第4章に入ります。
こちらの章立てを見ていきましょう。

4-1 コーヒー栽培・生産過程(1)~(3)
4-2 コーヒーの流通経路(1)~(4)
4-3 コーヒーの国際取引(1)(2)
4-4 スペシャルティコーヒーの登場
4-5 サステナブルコーヒー(1)~(3)

となります。
今回は、第4章、コーヒー栽培・生産過程(1)~(3)について学んでいきましょう。
第3章の生豆の生産処理について学びましたが、ここでは種子をまいて育てるところから、「収穫」までにフォーカスしています。



「第3章 コーヒーの生豆」③コーヒー生豆の生産処理
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1158

「第3章 コーヒーの生豆」④ コーヒー生豆の生産処理 (2)
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1161


 

4-1 コーヒーの栽培・生産過程

コーヒーチェリーのできるまで

・コーヒーは一般的に、「品質が良く丈夫で収穫の多かった木」から採った種子をまいて育てる
・「苗床で発芽させる方法」と、「直接所定の場所にまく」方法の2つがある。
・直播きのときは種子を多くて3粒まき、発芽後、1番丈夫なものを一本残す方法がとられる。

A 育苗

・播種(はしゅ)
 ・苗床もしくはポットに種子をまくこと

・発芽
 ・芽が出ると、内果皮(パーチメント)をかぶったままの状態で、茎が伸びてくる

・出葉
 ・種子をまいてから40~50日で発芽して、約20日で子葉が拓き、その後30日で本葉が開く


B 定植

・苗木
 ・種子をまいてから5ヶ月~1年後の雨期に20~50cmに育った苗木は農園に定植されます

コーヒーノキの根

・水平根
 ・養分の70%は水平根から吸収される

・直根


出典:コーヒーマイスター教材(P37)

開花

・順調に生育すると2~3年で白い小さな花をつける
・花の寿命は2~3日しかなく、その後徐々に茶色に変色する
その時期にアラビカ種は自家受粉をおこなう
・自家受粉とは自身の花同士で受粉すること
 *カネフォラ種は風や虫の力を借りる他家受粉



結実

・開花後まもなく小さな緑色の実があらわれ、6~11か月後には赤く熟していよいよ収穫となる
・一般にアラビカ種は実が成熟するのに6~8ヶ月、カネフォラ種では9~11か月かかる

最初は緑色で固く締まっていた実が徐々に色づき、やがて真っ赤に色づいて熟す

収穫

・コーヒーの実は熟したものだけを選びながら丁寧に摘み取ることが理想
・風味に影響を及ぼす未熟チェリーをいかに混入させないかが重要
・広大なブラジルでは、手でしごきおとす、または機械による収穫をおこなう

 ・養分の70%は水平根から吸収される

・直根

コーヒーノキの根

・水平根
 ・養分の70%は水平根から吸収される

・直



 ・養分の70%は水平根から吸収される

・直根

収穫を安定させる栽培技術

・コーヒーは天候に影響をうけやすい栽培作物
・収穫量が多い年と少ない年が隔年おきになるのが通常
・収穫量が多い年はコーヒーノキが大量に実をつけるため、体力(樹力)を喪失し、翌年は結実量が大きく落ち込む(表年・裏年)

栽培技術

マルチング ・枯葉や木の葉、バナナの葉などをコーヒーノキの根の周りに敷くことで、土壌の水分蒸発を防ぐ(乾燥防止)、土壌有機物の分解促進などの効果を得る方

肥培管理 ・木の健康と栄養状態を保ち、独特の風味や特製を発達させるために非常に重要
・実の生長促進、樹勢の増進、養分欠乏の防止など目的はさまざま
・肥料成分で重要なもの
  ・窒素・・・樹勢増進
  ・リン酸・・・根系の生長促進
  ・カリウム・・・実の生長促進
  *これらを適切に施肥する
   その他ホウ素、亜鉛、カルシウム、マンガン等
日除け ・コーヒーノキは適度な気温がないと順調に生長しない反面、長時間直射日光を受けると、葉温が上昇し、光合成が円滑におこなえない
・バナナやマメ科などの高木を植えて適度な日陰をつくる(シェードツリー)


カットバック ・収穫量が減ってきた木に対して行われ、若返り手術のようなもの
・カットバックした箇所から新しい枝が再生することを目的にしている

上記、一部画像以外、すべての出典はコーヒーマイスター教材です。

本日は以上です。
次回は「コーヒーの流通経路」になります。

これまでの学習内容の振り返り


「第1章 コーヒーマイスター」前編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1122

「第1章 コーヒーマイスター」後編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1123

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」1部
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1128

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」2部 コーヒーの栽培
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1127

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」3部 カフェの歴史(1)イギリス・フランス編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1129

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」3部 カフェの歴史(2)イタリア、ウィーン・ドイツ編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1130

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」3部 カフェの歴史(3)アメリカのコーヒーハウス編
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1132

「第2章 コーヒーとカフェの歴史」⑤ カフェの歴史(3)日本のカフェ
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1138

「第3章 コーヒーの生豆」①コーヒー生豆とは何か
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1141

「第3章 コーヒーの生豆」②コーヒーの品種
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1149

「第3章 コーヒーの生豆」③コーヒー生豆の生産処理」
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1158

「第3章 コーヒーの生豆」④ コーヒー生豆の生産処理 (2)
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1161

「第3章 コーヒーの生豆」⑤ コーヒー生豆の見分け方
https://www.hagukumuhito.net/news/?mode=detail&article=1163


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【自己紹介】
・静岡県浜松市生まれ
・青年海外協力隊3カ国経験
・28歳で慶應義塾大学SFC入学 ・卒業後、株式会社豆乃木を2011年に創業
・現在第11期目
・趣味はYouTube鑑賞 (好きなYouTuberはライクサタデー、メインハイ、2か月のパパ)

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