先日、マヤビニック組合でミーティングを持った際に、9月の雨が収穫に与える影響は大きい、とコーヒー担当のアントニオが言っていた。すでにサビ病被害が深刻な上、気候(とくに降雨量)による影響が加わると、収穫量にどのような変化があるのだろう。
そんなふうに思っているところに、少し前になるのだが、2014年6月2日、ナショナルジオグラフィック ニュースが取り上げた「コーヒー生産、病気と気候変動で打撃」という記事だ。
記事の冒頭、
中米ではここ6年近く、サビキンという菌類が引き起こす“さび病”によって、多くのコーヒーの木が枯れている。その影響で、中米のコーヒー豆の生産量は最大40%減少していると推測される。
(中略)
その背景にある究極の原因は、いわゆる気候変動だ。気候変動は、天候パターンを年ごとに大きく変化させる。近年は降水量が増加しており、そのためサビキンが繁殖している。サビキンはコーヒーの葉を覆って日光を遮断し、光合成を阻害し、コーヒーの木を枯死させる。
雨が多すぎるとサビ病被害がひろがるし、少なすぎても木が枯れてしまう。地球の気候変動問題、なんて言われてもピントコーない部分が正直あったけれど、コーヒーで置き換えると私の場合、急にリアル。日本でひょっこり暮らす私に何ができるだろう。
さらに記事によると、世界No1のコーヒー消費大国であるアメリカでは、サビ病対策研究に500万ドルの助成金を用意しているとか。しかしその流れは、遺伝子組み換えという方向に傾いている気配がある。
つくづく大きな世界(コーヒーの世界)に飛び込んでしまったものだ。サビ病で苦しんでいる人たちは、1ヘクタール未満の農家かもしれないけど、コーヒーをとりまく世界は計り知れない。まだまだ私の知らない世界が、きっとそこにあるのだろうけれど、屈せず、目の行き届く中で、安心して、おいしくいただけるコーヒーと巡り合いたい。
コーヒーさび病と気候変動、これからも注目していこう。ひとりの人間として。
(中略)
その背景にある究極の原因は、いわゆる気候変動だ。気候変動は、天候パターンを年ごとに大きく変化させる。近年は降水量が増加しており、そのためサビキンが繁殖している。サビキンはコーヒーの葉を覆って日光を遮断し、光合成を阻害し、コーヒーの木を枯死させる。
雨が多すぎるとサビ病被害がひろがるし、少なすぎても木が枯れてしまう。地球の気候変動問題、なんて言われてもピントコーない部分が正直あったけれど、コーヒーで置き換えると私の場合、急にリアル。日本でひょっこり暮らす私に何ができるだろう。
さらに記事によると、世界No1のコーヒー消費大国であるアメリカでは、サビ病対策研究に500万ドルの助成金を用意しているとか。しかしその流れは、遺伝子組み換えという方向に傾いている気配がある。
根本的な解決策は、サビキンに強い新たな品種を作りだすことだと、農業専門家らは述べている。
テキサスA&M大学のシリング氏の研究チームは、サビキンに抵抗性のあるコーヒーの種子を作成し、サビキンに弱い中米のコーヒーの木をなるべく多く、この新たな種子に置き換える計画を進めている。
つくづく大きな世界(コーヒーの世界)に飛び込んでしまったものだ。サビ病で苦しんでいる人たちは、1ヘクタール未満の農家かもしれないけど、コーヒーをとりまく世界は計り知れない。まだまだ私の知らない世界が、きっとそこにあるのだろうけれど、屈せず、目の行き届く中で、安心して、おいしくいただけるコーヒーと巡り合いたい。
コーヒーさび病と気候変動、これからも注目していこう。ひとりの人間として。