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コンビニコーヒーが1杯1000円の時代になる?

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News & Columns お知らせ

当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

セイコ社長の【ガチ日記】

2014/09/29

コンビニコーヒーが1杯1000円の時代になる?

26日にシンポジウムに参加してきました。テーマは、「コーヒーと気候変動  ~コーヒー産地に迫る危機~」。

コンビニコーヒーが1杯1000円の時代になる?

コーヒー産地が上へ上へと動いていく・・・

すっかり日本の生活に馴染んでいます・・・

9月24日に帰国し、26日にはコーヒーの展示会SCAJを見学、翌27日は横浜でのイベント、とメキシコとの14時間の時差に適応するには、予定を小刻みにいれることでしょうか。おかげさまで、時差ボケ0(ゼロ)ですごしています。

少ししたら落ち着くかな。

さて26日のSCAJはささっと足早に見て廻りました。Facebookでしか交流のなかった大阪のコーヒー会社の方や、静岡の鳥仙珈琲さん、そしてペルーから帰ってきたばかりの高橋さん(高橋さんの豆はこちらから購入できます)や他にもたくさんの嬉しい再会があり、さすがにスペシャルティコーヒーの祭典らしく、楽しいものでした。

ところで、私の今回の関心は「豆」や「器具」「機材」ではなく、「気候変動」。26日にあるシンポジウムに参加してきました。テーマは、「コーヒーと気候変動  ~コーヒー産地に迫る危機~」。



2030年までにチアパス数のコーヒー面積も大幅に減少


シンポジウムでは、気候変動の影響の予測ということで、チアパス州(マヤビニックコーヒーの故郷)の例が取り上げられました。それによると、
2030年メキシコ・チアパスは、気温2度上昇し、さらに降雨量減少することで、アラビカ種の栽培に適した土地が現状の265,400haから60,500haへと減少が予想されています。現状、ある程度、標高が高いところでしかアラビカ種は栽培できないのですが、今後、標高の高い地域であっても、温度上昇によって栽培が難しくなり、となると栽培地域の標高はどんどん上がっていくことになるかもしれないそうで、さらに栽培地域が限定され、収穫量が減少するであろう、というお話でした。

 「おいしいコーヒーと気候変動」、決して無関係ではないこの問題、まずは現実を知る、関心を持つことから始めたいと思います。企業としては、環境系のNGOとの協働を進めていくなどの方策も考えられる、個人的にはNo my car day(車を乗らない日)を設けるなど、これまでの自分の生活ぶりを見直し、できることから着手したいです。発表された方は、「地球温暖化というのは極めてグローバルな問題だけれど、発生要因は個人個人の日々の積み重ねでもあります。また特効策はなく、対策や対応もまた、現状個人個人の日々の取り組みに委ねられるのです」と話されていました。コーヒーが育たなければ、フェアトレードもなにもあったものではない。勝手ながら、これからも皆さんと気候変動の問題について、シェアしていきたいと思います。

 


9月も残すところあと2日。
アイスコーヒーの販売も30日で終わりとなります。皆様に今年も喜んでいただき、本当に嬉しいです。あとまだ少しございますので、今年の夏の余韻を、そして冬でも冷たいコーヒーをお召し上がりになりた方へ届けさせてください。

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