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三ケ日中学校に行ってきました

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当社では少量から、フェアトレード及び無農薬栽培された
コーヒー豆を卸売り価格にて販売させていただいております。

セイコ社長の【ガチ日記】

2018/02/03

三ケ日中学校に行ってきました
今年はじめての学校での授業は、浜名湖畔にある三ケ日中学校。言わずと知れた三ケ日みかんの産地で、校長室に招かれると、お茶とともに、みかんが出てきました。

今回は、浜松市をとおしてご依頼をいただき、静岡文芸大学の下澤先生とともに1コマずつ「フェアトレード」についてお話をし、ワークをしました。

私自身、必死に中学時代にタイムスリップして、なるべく中学生の気持ちに寄り添ってお話できれば・・・と思いましたが、すでに中学生の親御さんらが同世代ということに気づき、愕然としました。

あの頃の気持ちを思い出すことは容易ではありませんが、あのときに唯一、賞状をもらうことができた「ソフトボール」が、その後、青年海外協力隊への道を開いてくれたというのはまぎれもない事実。物事に、多感に過ごしていた中学時代では、想像し得なかった未来が待っていました。イギリスやアメリカに留学したいと思っていた中学生時代に、まさか将来メキシコのコーヒーを担いでくるようになろうとは。

授業では、そんなお話や、21歳の海外経験のほぼない私が、ジンバブエに赴任して2週間目に書いた日記のようなものを取り出してみたり、当時のジンバブエの様子が伝わるような内容になればと思い、お話しました。そして最後には、朝一で1.5リットル用意したコーヒーを、中学生にも、試飲していただきました。もしかしたら、生徒さんにとってのファーストコーヒーだとしたら。それがマヤビニックだったなら嬉しいです。

非常に熱心な先生がいらっしゃり、理解のある校長先生のおかげで、このようなお話をさせていただく機会が持てました。
私自身が、海外に目を向けたきっかけは、いろいろとあれど、きっかけは憧れの俳優さんに留学経験があったから、という至極ミーハーなものでしたし、国際協力に関して言えば、青年海外協力隊の制度についても、たまたま発見した、という具合で、応募するまで、ほぼ認知せずにきたので、中学や高校時代に、もっとたくさんの大人の「生きざま」に触れられたのなら、また違った生き方があったかもしれません。

今後も、はままつフェアトレードタウンネットワークの活動の一環として、中学・高校で皆さんに、なぜフェアトレードをやっているのか、なぜそれが必要なのか、というお話をしていければと思います。

お話を終え、三ケ日中学から浜名湖畔をドライブしていると、私は、自分の人生は、残りどのくらいなんだろうとふと考えました。まだまだやりたいことの10分の1もできていない、急がないと、と思いアクセルを踏み込んだのですが、2日前に切符をきられたばかりだったことを思い出し、落ち着きを取り戻しました。残りの人生がどれだけあろうと、1日1日が尊く感じる今日この頃です。年をとったせいでしょうか。



◆ 校訓「らしく生きる」はこれまで見たどの校訓よりも真理だと勝手に思い、この中学でなら、なんでも話してもよいのではないかと錯覚しました。